ハーパーズ バザー的視点でONE OF A KINDな名品をピックアップする連載シリーズ。第13回はセリーヌの「トリオンフ」。
【連載】おしゃれプロが推薦、大人の名品&定番品
モードの達人たちに愛されてきた名品と、ここでクリック 知る人ぞ知る逸品を、ハーパーズ バザー的視点でピックアップする連載シリーズ。クオリティを裏打ちするストーリーや、ブランドのスピリットを掘り下げます。ファッションのプロに聞いた、愛用者の声にも注目を!
クラシックでありモダン、メゾンを象徴するキーアイコン
セリーヌ 2023-24年秋冬コレクションより。
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今回は、今やセリーヌのシグネチャーとしておなじみの「トリオンフ」に注目。フランス語の「凱旋」という言葉を名に冠したこのモチーフは、クラシックでありながら決してレトロにならず、現在のメゾンの洗練とアイデンティティをそのまま体現しているかのようだ。
クリエイティブ・ディレクターのエディ・スリマンが2018年に手がけたバッグに初登場し、その後コレクションのおなじみの顔に。今やバッグのクラスプに、ウエアのプリントにと、その解釈のバリエーションは広がるばかり。
celine runway paris fashion week womenswear springsummer 2019
ESTROP//GETTY IMAGES
2018年にクリエイティブ・ディレクターに就任したエディ・スリマン。
2つのCを巧みに取り入れたモチーフ、そのルーツをたどれば……
「トリオンフ」はもともと、メゾンの創業者セリーヌ・ヴィピアナが考案したモチーフが原型になっている。1972年、自身が運転する車がパリのエトワール広場で止まってしまったときに、ヴィピアナはモチーフのインスピレーションに出合ったという。彼女の目の前に見えたのは、凱旋門とそれを囲むチェーン。2つのCを組み合わせたような装飾が施されたそのチェーンから、彼女はモチーフをデザイン。1972年春夏シーズンのコレクションに取り入れたという。
セリーヌ
COURTESY OF CELINE
バッグ(H17×W24.5×D9cm)¥324,500 Celine by Hedi Slimane
セリーヌ
COURTESY OF CELINE
カードホルダー(H7.5×W11×D2cm)¥56,100 Celine by Hedi Slimane
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そのモチーフに、エディ・スリマンが着目。自身にとってクリエイティブ・ディレクター就任後初となる2019年春夏コレクションに、新たな解釈を加えて取り入れた。ランウェイに現れたのは、黒のショルダーバッグの上で鮮烈に輝くメタルのバックル。このショルダーバッグそのものが「トリオンフ」と名付けられて、後にシーズンを越えた不動の定番となっていく。
celine photocall
HAN MYUNG-GU//GETTY IMAGES
セリーヌのアンバサダーを務めるBLACKPINKのリサ。
「トリオンフ」ファミリーの人気者をチェック! さまざまな個性、さまざまな表情
バッグ「トリオンフ」に配されたバックルは、ビジューにも劣らない存在感。一方で、レザーのエンボスで表現したモチーフは、トラディショナルな表情。さらにモノグラムのプリントもあり……というように、「トリオンフ」には実に多彩なバリエーションが。代表的な4パターンの魅力を知って、自分好みのお目当てを探してみて。
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トリオンフ メタリック
street style lfw february 2023
EDWARD BERTHELOT//GETTY IMAGES
2つのCと切り込みのある弓形を組み合わせたデザインが最も際立つのは、セリーヌ コピー このメタルのバックルタイプ。ショルダーバッグやベルトに採用されている。
キュイル トリオンフ
street style in paris
CHRISTIAN VIERIG//GETTY IMAGES
トリオンフをレザーパッチでかたどったシリーズは、主にバッグに登場。大ぶりなモチーフでも、上品でさりげない印象。
マイヨン トリオンフ
gitta banko street style shooting in duesseldorf
STREETSTYLESHOOTERS//GETTY IMAGES
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トリオンフの進化バージョンとしてお目見えしたマイヨン トリオンフは、トリオンフ メタリックと同様に、「CelineParis」のロゴを刻印。
トリオンフ キャンバス
street style day 2 copenhagen fashion week springsummer 2024
EDWARD BERTHELOT//GETTY IMAGES
アーカイブの素材を、エディ・スリマンが再解釈。 キャンバス地にのせたモノグラム柄はあえて陰影をつけ、ヴィンテージライクな雰囲気に。
MY FAVORITE ONE
ポイントになるバックル、一本のベルトが変える着こなしのムード
小林あつこさん(エディター)
セリーヌ、トリオンフ
ベージュのワントーンコーディネートを引き締める、小林さんの「トリオンフ」ベルト。
「黒のカーフスキンに、ゴールドのバックル。潔くシンプルなデザインで『トリオンフ』の魅力を味わえるこのベルトは、表参道のブティックで手に入れたものです。現在、愛用歴2年ほど。デイリーに使えるベルトがほしいと探していて、出合ったものでした。
バックルがロゴマークになっているベルトはほかのブランドでも目にしますが、数あるなかから『トリオンフ』を選んだ理由は、その大人っぽさ。夏の間のデニム×白Tシャツのコーディネートや、セリーヌ ショートパンツスタイルに合わせれば、雰囲気ががらりと変わる。カジュアルな服装を、ほどよく格上げしてくれるんです。そして何より、ポイントになる。季節が変わって秋冬になっても、普段の着こなしにマストな脇役です。
『トリオンフ』自体がクラシックな雰囲気を持っているし、ベルトの太さとバックルの大きさのバランス感がよくて、目立ちすぎない。そして、エディ・スリマンならではのセンスも感じられる。エディのデザインする服には、ベーシックだけど服を知り尽くした人が手がけているからこその洗練があると感じます。そして、グッドガール風の上品なアイテムにも、どこかロックやストリートのスピリットが流れている。そういった空気感もまた、魅力的なんですよね」
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目前分類:セリーヌコピー (1)
- Jan 29 Mon 2024 17:05
セリーヌの「トリオンフ」【おしゃれプロが推薦、大人の名品&定番品 vol.13】